作品紹介
「わたし、ひとに頼れないの」――仕事に家事に育児と、何事も完璧にこなしてきたマーロだが、3人目の子供が生まれて、ついに心が折れてしまう。そんな彼女のもとに夜だけのベビーシッターがやってくる。彼女の名前はタリ―、年上のマーロにタメグチで、ファッションやメイクもイマドキ女子だが、仕事ぶりはパーフェクト。荒れ放題だった家はたちまち片付き、何よりマーロが笑顔と元気を取り戻し、夫のドリューも大満足だ。さらにタリ―は、マーロが一人で抱え続けてきた悩みの相談にのり、見事に解決してくれる。
だが、タリーは何があっても、夜開け前に姿を消し、自分の身の上は決して語らない。果たして彼女は、昼間は何をしているのか?マーロの前に現れた本当の目的とは――?