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前の日記から10日以上も過ぎてたことにびっくり
DATE
5月15日

“制作日誌”というからには “制作”の様々な日々の状況やこだわり、予想範囲を超えるトラブルと喜びなんかを書いていきたいのだけど、書き出すとキリがない。本当にキリがないんだ。良くも悪くもありすぎ。

2話までは少しでも書いておいたんだけど、それもさわりだけしか書けてない(時間的に)…
とにかく、スタッフが頑張ってくれてるんで頑張りを書きたい。
      *スタッフインタビューは担当が行っているので、少しづつアップしていく模様

今は、どの話数も修羅場なんだけど、10話、11話、12話、13話は一本の長編をつくっているかのようで、それをロールごとにアフレコをやったり、音付けをやったりしている感じですね。
嬉しいのは、この苦しい状況で、苦しい話数を乗り越えたスタッフがまた次の話数へやってきてくれること。
1話の冒頭部分や7話の原画をやってくれたスタッフが11話の作監へ。同様に、1話のバイクシーンを書いたスタッフが10話のアクション作監へとどんどん後ろの話数へと回ってくれている。忙しくて本編に参加できなかった作画スタッフも最後の助け舟にやってきてくれる。
編集さんや、音楽制作のスタッフにも毎週迷惑をかけ続け、土曜~日曜はずっと編集(オフラインと原版組み、音合わせ用が入り乱れ)で、日曜夜は朝方まで音楽収録をやってるという感じで、フィルム合わせで、土日は完全に犠牲にしてもらっています。
すんません。
そうやってフィルムは出来上がっていきます(泣)

そして、今週は7話の放送です。
『フタコイ オルタナティブ』1クールの折り返し地点。
そして、前半部の頂上決戦。
直球勝負です。
とにかく観て欲しいと思います。

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今日はちょっと長めに書いて見ました。
DATE
5月3日

ゴールデンウィークらしい…。
もちろん一日の休みのない作業現場。
影響といえば、音響の収録する場所への車移動が20分は短縮したこと、打ち合わせを兼ねて入った店が深夜なのに、いつも以上にけっこうな賑わいであること、くらいかなあ。

仲間からプレゼントあり。
お泊りグッズの最重要科目のひとつ“衣類”を送ってくれました。
販促物のあまりらしいのですが、本当にいっぱい。ダンボールにして2箱分。
いくつも種類はあったのですが、↓が「フタコイ」スタッフTシャツ状態。アニメーターN君曰く「認定」だそうです(笑)。
その下が、音響制作のお姉さんの【誕生日の1シーン】。

と、楽しげにやってそうに見えますが、本当に現場は修羅場でボロボロ。
ただ、こういう一瞬があるからやってけるわけで。
今、10話のアフレコと、8話のダビングが終わってもどってきたところですが、上の【誕生日の1シーン】は、そのダビング終わりのサプライズ。24時になった瞬間、音響制作のお姉さんの仕事仲間が誕生日なりたてを狙ってケーキを持ってきてくれたわけでした。タイミングもよかったね、ダビングが天辺前に終わったのはこの『フタコイ』では始めて。1話なんか、朝5時くらいまでかかってた。
それにしても早い。
もうダビング8話で、放送は今週5話ですもんね。
5話は個人的に、とても好きな話数の一本です。
8話もそうなりそうです(まだ絵の修羅場が残ってるので…)。
是非。

日本は、多分、新作のアニメが定期的に放送されている世界で唯一の国だと思います。
冷静に考えると、それが1週間に何十本と作り続けていることはスゲエと思います。
仮に1話あたり4000枚の作品として、当たり前ですが4000枚の動画を書くわけです。もちろん、色は塗んなきゃなんないし、背景だってつけなきゃいけない。それが週に50作品あったら、動画枚数は週に20万枚、年間1400万枚の動画がどこかで作られているわけで、やっぱりスゲエです。
アメリカではアニメの放送は例えば全52話だとして、とりあえず8話まで放送して、9話が放送できず、また1話から放送が始まってみたいなことはあたりまえにやっているということを聞いたことがあります。その後、21話までいって、また1話からとかも全然あり。
まあ、随分前の話しなので、今もそうなのかはわかんないですが、ある監督さんの名言(本当に言ったかどうかは定かではないですが)「アニメが毎週見えると思うな」を思いだしてしまいます。

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サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼
DATE
4月21日

『サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼』
情報解除。
オープニングと本編ムービーのアニメーション制作を担当させてもらいました。
スタッフにつきましては、後日お知らせさせてください。
色々と、去年、おととしから制作がスタートしたゲームで、ユーフォーテーブル的には作業を終了したタイトルがいくつかあるのですが、発売だったり、情報が解禁になるまでに、アニメもそうですが、ゲームも同様に時間がかかるようです。
『サモンナイト』は前回の『クラフトソード』に引続いて、今回の『エクステーゼ』も参加させてもらったのですが、前回同様にすごく気持ちよく作業をさせてもらいました。
スタッフとしては、キャラデがいっそうされるわけで、そのプレッシャーもあったりだったのですが、良いフィルムができたように思います。
オフィシャルHPはこちらです。↓
http://www.summonnight.net/

『フタコイ』や『シノブ伝』といったアニメーションの制作以外で参加させてもらった作品は、
ここ最近だと、
NHKのキャラクター「ななみちゃん」の紅白や万博といった宣伝ムービーの撮影や、出崎監督『雪の女王』の特殊なCGの制作も担当させてもらっています。
よかったら、意識して見てもらえたら嬉しいです。

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フタコイいろいろ
DATE
4月20日

ほんと、日誌とは名ばかりですみません。
1週間に1度もあやういですね。

さてさて『フタコイ』は2話まで放送が終了です。
色々と頑張ってくれたスタッフの紹介だったり、ここでも取り上げていきたいと思ってるのですが、本編でいっぱいいっぱいの状況、少しづつとさせてください。

1話。
観てくれた方は、ご存知の通り、作画さんの頑張り話数。
凄かった。本当に終わったことも凄かった…。
まだ、UPできてませんが、個々のスタッフさんに【special】のインタビューコーナーでやっていってますのでもう少しお待ちください。
とにもかくにもお疲れ様でした。

2話。
撮影さんから、
「もっと良く見えるようやってみました。ちょっと見てもらっていいっすか?」
と何度も何度も声をかけられ、そのたびにメインスタッフ集合で「いいねえ」を何度も何度繰り返しました。
自主的にです。こういうのが嬉しい。
お疲れ様でした。
というわけで、PVの2話のカットの大半は撮影リテイクの前のものです。
あれでも十分どころか、いい感じの撮影になってるんですが、やっぱり、日光浴のところはパッと見でわかるくらいいい感じになりました。
空気感です(笑)←去年のufotable流行語大賞第5位くらい?
後、撮影的には、今後の話数になるのですが、“雨”を頑張ってるんで見てやってください。
業界的に“雪”のデジタル撮影は随分よくなったんですが、“雨”はまだまだ。
そうとう頑張ってくれました。

昨日は、ゲームにつくアニメのアフレコも8話アフレコの後、同日で行いました。
3本立てで、計10分くらいあります。(スタッフリストも後日報告します。)
上の画像がアフレコ台本で、下の画像が今まさに仕上げ作業中のCPモニター。
タイトルは「ミニコイ」になりそうです。

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フタコイ#2予告
DATE
4月14日

またまたスタチャさんから連絡もらいました。
予告の件。
「HPへ上げるためのオーサリングは終わっていたのだけど~(以下省略)」
というわけで、2話の放送は今晩なのですが、明日に上げるとのことです。
何度何度も訂正で、すみません。

明日の編集入れの為に、制作部はもちろん、今日もデジタル部はほぼ全員が泊まり。
今から夜食の差し入れの買出しです。
今年入ってきたスタッフも随分と力強くなってきました。

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フタコイ#1試写会
DATE
4月7日

スタッフに集まってもらって1話の試写会を行いました。
本当に本当にお疲れ様でした。
終わってないけどお疲れ様でした。
すげえいっぱいのスタッフが集まってくれて嬉しくもあり、
まさに修羅場話数兼任スタッフは作業優先でこれなかったりで申し訳なかったり、とまあそういう時期です。

試写会の後は、スタッフで団欒。
いっぱい来てくれて、嬉しかったな。
今日の料理班長はみのるくん。
みのるくんが魚をがんがんおろして刺身にしていくのはびっくりした。
すげえーぞ!みのる
で、メニューもいっぱい。
・おでん
・サンドイッチ(バリエーション色々)
・おにぎり(バリエーション色々)
・刺身(バリエーション色々)
・スパゲティ(バリエーション色々)
他も色々あったと思います、ざっとこんな感じ。
1話を何度も何度もリピートしながら、一時の休息。

1話のことを少しお話しすると、通常話数より90秒長いスペシャルバージョンで制作しまして、
色々な関係者のお力をお借りし、予告編を削ったり、色んな工夫をして、
なんとかそのまんま放送することができました。
如何でしたでしょうか?
予告編は近々にスタチャさんのHPに上がると思いますので、ご覧ください。
とにかく、枚数が、ドッコイの最終回を軽くぶっちぎった枚数(内緒っす)になってしまい、マジでスタジオがヘコたれそうなんですが、僕等スタッフはみんな意地っぱりらしく
投げず
曲げず
まあ覚悟を決めて、最後までツッパリたいなあと思っております。

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船出。
DATE
4月3日

『フタコイ』1話の納品完了。

スタッフ、スタジオが総動員一丸になってつくりあげました。
原画さん、演出さん、作監さん、総作監さん、レイアウト作監さん、背景さん、動画さん、色指定さん、検査さん、仕上げさん、撮影さん、CGさん、特効さん、いろんなHELPさん、制作、
年明けからこっち、いつもどっかのセクションが泊り込んでる状態でした。

昨年の終わりくらいから、
あまりに膨大な作業量に「これは終わらんぞ!」って予想に対する調整は
増え続ける膨大な作業量の前に無残にも崩壊、根性論の世界へと移行。
とにかく全力投球でした。
最後はひたすら泊り込み(泣)。

この前、スタッフからスタチャのホームページで
『フタコイ』が「脅威のハイクオリティアニメ」とかってでてるよ(笑)って聞いて、
ようやくさっきそのホームページを覗いてきたのですが、担当者だったりが、こういう評価をしてくれたってことなのかな?
それこそ、朝までの音響や楽曲収録に粘り強く、一緒に付き合い続けてくれた方の評価であればそれ自体はすごく嬉しいです。
ただ、個人的には「よいアニメができました。」くらいの方が可愛くて、作品にあっているような気がするんですけどね(笑)。

とにもかくにも、今週ですね、放送は。
船出です。
その前に、うちいりを兼ねての試写で、プロダクションスタッフとプリプロで苦労を重ねた金ちゃんも一緒になって、苦労を労いたいと思ってます。
何かのときにされた質問でも言ったのですが、
最初の打合せから放送まで2年近くの時間を要した作品です。
生意気で、手をやかせた、でもめちゃめちゃ可愛い奴です。
みんなに愛される奴に育つよう、多分、放送終了ギリギリまで、スタッフは“愛”を注ぎ続けていると思います。
どうか、どうか、みなに愛されますように、と願う気持ちでいっぱいです。

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『フタコイ』オアシス
DATE
2月28日

土曜の深夜かな。
何を思ったか、お夜食を買いにでたセブンイレブンで、500円くじを引く色指定のお姉様。
セサミストリートの赤い方の色んな商品が当たるクジなんだけど、500円っすよ、たっけー。
とか、言ってたら、CDウォークマンあててやんの。
それで調子に乗ったか知りませんが、計4回、2000円で2つの目玉商品のもういっこ、でっかいぬいぐるみまで当ててしまって独り占め。後は、マグカップとストラップ。

スタジオに戻ってきて、ぬいぐるみを椅子に乗っけたりで、「みんなが触ってすぐコイツも黒くなるなあー」とか言ってたら、即効持って帰ってましたね(笑)。
そして、悔しくてセブンにくじを引きに行こうとする制作の女子1名。まあ、そんなことがあったりします。
修羅場の中の清涼剤です。

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『フタコイ』外回り。
DATE
2月25日

『フタコイ オルタナティブ』修羅場は続くよどこまでも…って昨日の雪はなんやねん。
各社制作の皆様、ご苦労様でした。
朝方帰宅の、バイク、ちゃりんこ組は制作の外回りに合わせて、といっても26時にはなってるんですが、乗り合わせする時間や方向を合わせたりバタバタ。「あーあ、今日も泊まろう」と覚悟を決めたものは飯タイムに入ったり、と。
やっぱり、日々、色々あります。
↓は26時のスタジオ前の早稲田通りの風景。

↓が外回り中、27時の風景です。

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『フタコイ』アフレコ。
DATE
2月23日

『フタコイ オルタナティブ』アフレコが始まっています。
4月番組の中ではスタートが遅い方だと思います。
カッティング、アフレコが始まると、多くの作品がそうであるように、そこを目指して全ての作業が一週間の単位で刻まれていきます。
そして、アフレコがはじまるという経験を何度味わっても、「とうとうはじまってしまったなあー」という途方感が頭をよぎってしまいます。
そして覚悟を決めるんですね。
“やるぞ!”とか、“粘るぞ!”とか、“踏ん張るぞ!”とか、“泊まるぞ!”とかね。
僕個人は、一日のくぎりをつけるため、朝の8時になっても帰って、2時間でも3時間でも家で寝られるように近くに引越してました(泣)。これは一日のくぎりをつけるため、ってのが大きいのですが、そうも言ってらんなくなるでしょうね。実際、演出や作画監督は1週間に1回帰るくらいのペースになってます。ハードですよ。

今頃になると、作品の周辺の打ち合わせが慌しくなってきます。
ここにきての打ち合わせは、フォーマット組みだったり、最終の納品メディアの確認、持ち込みの方法だったり、主には作ってきたアニメを“放送できる形”にしていく作業や、効果打ちといった音響周辺。他には、雑誌や局の取材だったりです。
例えば、ひとつ紹介するらな、“効果打ち”とかはこんな感じです。
その名も通り、“効果(SE)をこの作品ではどんな音でつけますか?”って打ち合わせなんだけど、これが奥が深い。
例えばSFとかの作品で、ビームっぽいのが戦艦から放たれてるんだけど、それは、「バコーン」なのか、「ビヨーん」なのか、ってこと。
そういうひとつひとつの音のメニューを出していって、アニメの監督だったりと音響サイドが、それぞれが持ってる記憶の中から、「ガンダムのビームな感じ」とか、「ヤマトの大砲な感じ」とか、共通項の中からイメージをあわせていくわけです。
怪物だったり異性人だったりが登場する作品だと、歩く足音とかも、変える必要があるかもしれない。「これはドラえもんより、オバQで」みたいな。
画面の情報量がどんな大作アニメになっても実写より少なくなってしまう“アニメーション”というジャンルにおいての、“音”、“音楽”、“音響”のウェイトは大きいです。その想いは作品を重ねるごとに強く大きくなります。今回もいつも以上に頑張りたく思っております
まあ、そういう打ち合わせもだいたい終わって、完全に本番に突入しております。

↑2話の台本です。


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