作品紹介
最も激しい紛争を抱え“中東の火種”として世界中の人々がその行方を見守るパレスチナ・ベツレヘム地区。そこにはパレスチナとイスラエルの人々を分断する高さ8メートル、全長450キロを超える巨大な“分離壁”が存在する。そのパレスチナ側の壁に正体不明のグラフィティアーティスト、バンクシーが<ロバと兵士>をモチーフに絵を描いた。“芸術テロリスト”とも称される彼の強烈なメッセージはパレスチナで明暗を分け、称賛する人、怒れる人、そしてその価値を利用しようとする人が現れる。数千万円という金額で取引される彼のアートを巡りパレスチナから世界へと波紋が拡がる様を追う革新的ドキュメンタリーが誕生した。
ロンドンでもニューヨークでもない、パレスチナに描かれたバンクシーの絵は、世界にどんな影響を与えるのか!?